あまり無いことかもしれませんが、エックスサーバー間でのドメイン契約を譲渡する際の方法をご紹介したいと思います。
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背景
当方、ホームページの制作と共にドメインやサーバーの管理も同時に受け持つこともありますが、その後、依頼主の方からご自身で管理したいので移管・移設してほしいとお申し出を受けることがあります。こちらはエックスサーバーで管理していて、ご依頼主の方もエックスサーバーで管理したいとのこと。異なる会社への移管なら、ドメイン移管の手続きをすれば済むのですが、エックスサーバー間のドメイン移管(譲渡)は意外とややこしかったです。
エックスサーバー間でドメイン譲渡する手順
- エックスサーバーサポートにドメイン譲渡したい旨の連絡
- ドメイン譲渡申込用紙に必要事項を記入(譲渡元・譲渡先共に)
- 印鑑証明書を用意する(譲渡元・譲渡先共に)
- ドメイン譲渡申込用紙・印鑑証明書をエックスサーバーに郵送
- エックスサーバーサポートにドメイン譲渡のメールフォームを送る(譲渡元・譲渡先共に)
- ドメインの自動更新設定を解除する(譲渡元)
1.エックスサーバーサポートにドメイン譲渡したい旨の連絡
エックスサーバーのサイトから、サポート>お問い合わせフォームでのご連絡で、XserverアカウントID、名前やメールアドレス、エックスサーバー内でドメインを譲渡したい旨を伝えます。
https://www.xserver.ne.jp/support/support.php
送った内容はこんな感じです。
送信内容
【XserverアカウントID】 xxxxxxxxx
【お名前】 ○○○○
【アカウント】 会員
【メールアドレス】○○○○@○○
【件名】エックスサーバー内ドメイン譲渡の件
【URL】○○.com
【内容】エックスサーバードメインで管理しておりますドメインを同じエックスサーバードメイン内で、譲渡したいのでお手続きお願い申し上げます。
譲渡したいドメインは、○○.comになります。
エックスサーバーアカウント:xxxxxxxx(当方)から、
エックスサーバーアカウント:xxxxxxxx(先方)に譲渡したいので、
どうぞよろしくお願いいたします。
送信すると、数時間のうちにサポートから、その後の手順について返信が返ってきます。
返信内容
1.以下URLより「ドメイン譲渡申請用紙」をダウンロードして印刷の後、変更内容をご記入、捺印をお願いします。
2. 譲渡元/譲渡先のご契約者様【それぞれ】の印鑑証明書を同封していただき、上記書類とともに、弊社宛に郵送をお願いします。
3.譲渡元/譲渡先のご契約者様【それぞれ】がご自身のXserverアカウントににログインし、サポートへのお問い合わせフォームより件名を【XserverアカウントID間のドメイン譲渡】として以下の内容をお送りください。
2.ドメイン譲渡申込用紙に必要事項を記入(譲渡元・譲渡先共に)
返信メールにドメイン譲渡申請用紙のPDFファイルのリンクが載っているので、そこからダウンロードして、必要事項を記入します。
3.印鑑証明書を用意する(譲渡元・譲渡先共に)
次に印鑑証明書を用意します。個人の場合は、免許証のコピーでも良いみたいです。
4.ドメイン譲渡申込用紙・印鑑証明書をエックスサーバーに郵送
ドメイン譲渡申込書の記入事項や印鑑証明書は、譲渡元(自分)と譲渡先(ご依頼主)両方必要なので、譲渡先のご依頼主からも印鑑証明書を用意してもらったり、申込書に必要事項を記入してもらう必要があります。それらすべてが揃ったらエックスサーバーに郵送します。
5.エックスサーバーサポートにドメイン譲渡のメールフォームを送る(譲渡元・譲渡先共に)
最後に、譲渡元・譲渡先それぞれが自身のXserverアカウントににログインし、サポートへのお問い合わせフォームより件名を【XserverアカウントID間のドメイン譲渡】として、以下の内容をお送ります。
自分のXserverアカウントID:
譲渡希望ドメイン名:
譲渡元(譲渡先)XserverアカウントID:
譲渡元(譲渡先)契約者名:
お問い合わせ番号:xxxxxxxxxxxxxxxxxx
譲渡元(自分)、譲渡先(ご依頼主)ともに手続きが完了したら、譲渡の処理が行わるはずです。
6.ドメインの自動更新設定を解除する(譲渡元)
譲渡元(自分)が譲渡希望のドメインに対してご登録クレジットカードによる自動更新設定を有効にしている場合は、各Xserverアカウントの問い合わせフォームからご連絡をいただく前に「自動更新設定の解除」を行っておく必要があります。
まとめ
このように印鑑証明書を用意したり、書類を郵送したりと、手続きがかなり面倒くさいです。
しかも、これはドメインの権利を移すだけですので、実際のサイトの移設はまた別の作業になります。
以上、エックスサーバー内でドメインを譲渡される方がいらっしゃいましたら、参考にしていただければと思います。